生涯オタク

世界一大好きで、世界一大嫌いな推したちへ

久方ぶりに推しに会ったら全然楽しくなかった話

 

 

ただの日記。仕事で毎日生き地獄のような日々を過ごして、精神的に参っているときに、推しに会ったら情緒がますます不安定になった話。多分すぐ立ち直る

 

 

何ヶ月かぶりに、推しの接触イベに行ってきた。久々になってしまったのは別に行けなかったとか、仕事が忙しかったとか、そんな理由じゃなくて、わざわざ行こうとしなかったから。

2月くらいから接触イベ続いてて、なんかもういいや〜ってなったりしたのと、ただ単に金欠だったのと、私はどっちかっていうと推しが接触じゃないイベントをやってる時の楽しそうな姿を見たりする方が楽しいなーと思うから。推しがゲストの誰かと話している姿とか、ファンの質問に答えている姿とか、そんな推しを見ていたほうがわたしは楽しい。

接触って、イベントの為に何日も前から自分磨きして、当日も早起きしてメイクして、美容室に行ってヘアメしてもらって、何時間もかけて推しに会いに行くのに、推しと話せるのはたった数秒だし、だったら私は推しをずっと見ていられる、推しの楽しそうな姿を見ていられるイベントの方が楽しい。

たった数秒の推しとの時間を過ごして、手元にあるチェキを片手に電車に揺られる時間がなんだかすごく苦手で、あっという間に終わってしまう夢のような時間が受け入れられなくて、そんな理由なんだけど。

 

そして今回の接触も、本当は干そうとおもっていたんだけど、そんな時に界隈を騒がせたのは、某俳優のデキ婚だったわけで。

 

色んなオタクたちが阿鼻叫喚している姿をツイッターで見て、「明日は我が身」という言葉を改めて思い知った。明日はもしかしたら推しが炎上するかもしれない。明日も推しをただ純粋に応援できるかなんて、そんなのオタクにはわからない。推しには推しの人生があるし、炎上が理由で「世界で一番大好きだった人」「世界で一番大嫌いな人」になってしまった女の子たちをわたしは若俳のオタクになってからのこの数年で腐るほど見た。

若俳がカノバレで炎上してすぐ後の、ファンとのイベントで「大好きだったはずの人が目の前にいるのに、その大好きだった人は目の前の人に殺されてしまった」って言ってる女の子がいた。ただただ残酷だなと思った。わたしはこんな思いしたくない。でもそんなのわからないのが私たち若俳のオタクである。

 

だから私は、「いつ大嫌いになってしまうかわからない」大好きな人になるべく会っておかなきゃ、と思って、今日重い腰を上げて久方ぶりに推しとの接触イベに行ってきた。(クソクソ長いあらすじ)

 

でも、某俳優のデキ婚から、私はほぼ毎日のようにオタクたちの「愚痴垢」をチェックするようになってた。そんな嘘か本当かわからない人たちの言うことを信じて何になるんだよと思うかもしれないけど、それが嘘か本当なのかなんてわからない。時にはそこに推しの名前が出ることもあったし、わたしにもわかる事が書いてあることもあった。そんな生活を送っていて思ったのは、やっぱり「私は推しの事を1パーセントもしらないんだな」って事。

 

推しが本当に手紙を読んでいるのか。プレゼントを捨てずに使っているのか、他の共演者はみんな「稽古終わった!」ってツイートしてるのに推しのツイートがない時、推しは何をしていたのか、家に帰って、寝るまでの間、何をしているのか。毎日更新する、といったブログを更新しなかった日があったのは、なんでなのか。

 

こんな事を言い始めたら勿論キリがないし、ストーカーかよって言われるかもしれないけど、好きな人のことはどんなことだって知りたいし、教えてほしいと思うのがオタク。

 

推しの事を好きになってもう2年以上が経ったけど、推しが毎日洗濯するのも、5.5合焚きの炊飯器を使っているのも、高校時代に中国語を専攻してたという事も、最近知った。

やっぱり私は推しの事なんて何も知らない。

 

そんな事を毎日考えてしまって、少しずつ推しの事を信じられなくなって、でも配信で推しを見ると元気が出て、直筆サインが当たったら嬉しくて、そんな毎日だった。

 

某俳優がデキ婚なんてしなければ、私はオタク達の愚痴垢を見るようになんてならなかったし、推しの晴れ舞台で関係者席に座る可愛い女の子の事なんて気にすることも無かった。

「1人で行った」はずの推しの写メが「第三者」が撮った写真だったとしても「どうせまたお店の人に撮ってもらったんだろうな」って納得してただろうし、明らか推しの好みじゃ無いネックレスや稽古着を着てたって何も気にならなかった。

でも今は気になって気になって仕方が無い。こんな事を言うと、リアコなの?と思われるかもしれないけど、私は別にリアコじゃないし、推しの現場にいる女の子たちがみんなかわいくて仕方が無い。大好きな人のために、お化粧して、着飾って、キラキラした笑顔で推しと話してる女の子たちを見ると、本当に嬉しくなる。

でも、そんなオタク達が、悲しい顔をする事が、近い将来あるのかもしれないと思うと、本当にオタクってなんなんだろうなって思ってしまう。

 

こんなモヤモヤばかりを毎日考えてしまって、気付いたらイベントが間近になっていて、推しは何も悪く無いのにこんな事を思ってしまう自分が心底嫌で仕方なくて、だから今日が来るのが怖かった。

 

一年前はどんな髪型にしてもらうのか悩みまくって何日も前からイメージを膨らませていたのに、今日は行きの電車でなんとなく決めて結局おまかせにしてしまったし、伝えたいことはその都度メモに書いてお手紙書くときにそのメモをみて書いていたはずなのに今回は言いたい事が何もなくて前日に内容のなさすぎる手紙を書いた。

マツエクで目元が華やかになった姿を鏡でみるとすごくワクワクした気持ちになれたのに今回は思いっきり顔を洗えないのがストレスすぎてはやくオフしたい!と思った。

前日の夜にワイドショーを観ながらネイルするのが、ただただめんどくさくて仕方なかった。こんなの、推しは見もしないのに。イベントが終わったら、除光液で消されてしまうのに。私は何をしてるんだろう。

 

それでもやっぱり、自分の一番の姿で推しに会いたい思いは変わらなくて、朝早く起きて、メイクをして、美容室にいって、推しに会うために電車に乗った。

 

順番待ちをしてる間、驚くほどなんの感情も出てこなかった。

推しがサインを書いてくれている間も、「ポーズなににする?」って私の目を見て聞いてくれた時も、私の名前を呼んでくれた時も、握手しながら推しとしゃべってる間も。

 

推しに合わなかった数ヶ月、推しに言いたいことは沢山あった。

カリグルでの演技やダンスが素敵ですごくすごく輝いていた事。大阪までばみちゃんに逢いに行ったこと。体調に気をつけて稽古頑張って!という事。来月の舞台も、今から待ち遠しくて仕方がない事。ブログの更新は、無理しなくていいんだよ、という事。

でも推しと話したのは、なんてことない、いつかのブログの話。手紙にも書いた話。友達とか、家族ともするような、後になって、「あれ、なんの話してたっけ?」ってなるような話。

 

私の番が終わって、席で待ってる間もずっと目の前では推しがファンの子達と話していて、そこで初めて、やっぱりもっと楽しみたかったなって思った。そして、やっぱり今の私には接触は向いてないなとも思った。

 

でも、全員との握手が終わって、トークショーがあって、目の前で推しが近況報告やファンの質問に答えているのを見て、やっぱり私はこの人の事を応援したいなと思った。来月の舞台だって行ける限り通いたいし、主演の舞台だって全通してあげたいし、これからある情報解禁がたのしみで仕方ない。

 

今日は全然楽しめなくてモヤモヤした気持ちで帰る羽目になっちゃったけど、多分これも今だけだと信じたい。きっと推しの演技を見たら大好きで大好きで仕方が無くなってしまうのは目に見えてる。

 

だから推しくん、お願いだから、これからも私に応援させてね。今はちょっと感情が追いつかなくて純粋な気持ちでは応援できないけど、これが今だけだって事は私自身が一番よくわかってるから、もう少しだけ、推しくんのオタクでいさせてください

 

丸一日考えて出た答え。

私は多分、推しに私という人間を認識されてしまうのが怖い。私という人間が、推しを応援しているという事。手紙とか、大勢いるイベント会場とか、そんな場所なら気にならないけど、接触っていう、推しの視界に入ってしまう、推しの話す対象が私1人、ってなってしまう事が多分無理なんじゃないかなって。推しにとってはその他大勢だとしても、チェキを見返すと、『この瞬間確かに私は推しと肩を並べていた』という事が明確になってしまうことにめちゃくちゃ嫌悪感を感じてるなと思った。

 

 

いつか、また一年前みたいにワクワクした気持ちで推しとチェキが撮れますように

 

8/15追記!!!

推しとの接触に楽しい思い出ができなかったことに変わりはないけど、やっぱり推しがツイートすると嬉しいし、推しの舞台通ってるいまめちゃくちゃ充実してるし、トレブロ回収辛いけどたのしい!となってるので、やっぱり私はまだもうすこしだけ推しのオタク続けるんだなと思う

それでもやっぱり推しだけを好きでいたり、推しの事だけにお金をかけるのは私のたった一回しかない人生もったいないから、自分のことにもお金をかけるし、友達や家族と旅行にだって行く。

最終的に戻ってくる場所は一つしかないってことがこの数ヶ月で嫌という程感じられたよ!推しくんありがとう!